◇◆ 曲がってるんじゃなく曲げてある ◆◇
ロードレーサーのフレームはカーボン全盛、カーボンのバイクは年々増え続けています。
でも、フレーム素材がカーボンでなくとも、アルミやクロモリで魅力のあるバイクを各社作りこんでいます。
そこで今回はフレームの形状、それも「シートステー」に注目してみます。
今から挙げる車種はいずれもシートステーに、ある特徴が。
CANNONDALE SYNAPSE 6 TIAGRA (BBQ)51
¥129.000(税込)
フレームのアップ。
「シートステー」とはフレームの後ろ半分、写真左上部の若干反って曲がってる部分です。
シートステーをサドル方向から。
ゆるやかに反っているのがわかります。
CANNONDALE SYNAPSE WOMEN’S ALLOY 6 (BLK)48
¥129.000(税込)
フレームのアップ。
コチラは女性モデルの同車種、これも反っていますね。
いったいなぜなのか?
それは、振動吸収のため!
アルミフレームは素材の性質上、カーボンフレームに比べて走行時に細かい振動がライダーまで伝わってしまいます。
CANNONDALEのシートステーの曲げはSAVEステーと言い、同社伝統のアルミ成形技術により、曲がってるんじゃなく曲げてあるのです!
これにより、後輪のハブ軸を中心に後ろ三角が微妙にしなり、ノイズを殺して快適な乗り心地を作り出すのです。
たとえ石畳だろうと、長距離のライディングだろうと、ライダーの負担を減らし疲労を低減する絶妙な仕組み。
さらに同社はクロスバイクにもSAVEステーを搭載。
CANNONDALE QUICK 4 (BLU)M
¥69.000(税込)
フレームのアップ。
この車種のシートステーは反ってる上にステー自体が薄い作りになっています。
ね?すごーく快適な感じがしませんか~?
そして最後に、クロモリバイクの雄。
Calamita DUE+ ホワイトタイヤ (ED RED)49
¥111.300(税込)
フレームのアップ。
同じようにステーが曲げてありますが、クロモリバイクは素材自体に振動吸収性があるので、曲げは少なくて済むようです。
シートステーをサドル方向から。
ゆったりしたカーブ。
自分もマウンテンバイクではクロモリ車を3台持っていますが、クロモリの振動吸収性は乗ってて楽しいですよ~。
快適に遠くまで走れるために、各社工夫に工夫を重ねているんです。
カーボンでなくとも、楽しく走れる相棒を見つけて見ませんか?
アルミもカーボンもいい車体いっぱいありますよ~!
最後に・・・「しなり」と「たわみ」は違います。
・・・それについてはまたいつか。
2012/01/25
小林 彰規
